2019年4月11日(木)~4月29日(月)
13:00~17:00
山口和也 個展 宇宙ノカケラ
作家在廊日:4/11(木)・12(金)・27(土)・28(日)・29(月・祝)
定休日:月曜・火曜(4/29は営業)
山口氏の代名詞とも言えるのが、花火を用いた独自の描画手法。
2013年、兵庫県にある観音寺の天井画制作を依頼された際、天空から舞い降りる鳳凰の気流の表現に試行錯誤するなかで辿り着いた手法です。
今回の個展では、主に二つの代表作をご覧いただけます。
一つ目の ”Eternal trace_Flowers” は、その手法を用いて、銀箔の上に閃光を走らせ、瞬間に咲く永遠の花を描いた作品です。
もう一つの代表作、”A piece of the universe” は、2017年、石川県加賀市にある旅館の露天風呂からみた夜空が、誕生のきっかけでした。
同市の限界集落にて、自らが採取した野生の雁皮で紙漉きをはじめるようになり、その紙に閃光を走らせることで永遠を描いたのが ”A piece of the universe” (宇宙のかけら)です。
「瞬間の彼方には永遠があって、僕はその永遠を描写する」
焦げ香が漂うような閃光の痕跡。そこに静かに佇む永遠性をぜひ間近でご覧ください。
閉店後の一笑にて、作品と、作家と、ゆったりと対話していただける時間をご用意しました。
山口氏による「またたきの茶」など三種のお茶を、どなたでもリラックスしてお楽しみいただけるお茶会です。
お席に限りがございますので、お早めのご予約をどうぞ。
日時/2019年4月27日(土)
開場/17:00
茶会/17:30~18:30
会費/2,000 円(税込)
定員/10名 ※予約制
(ご予約はお電話にて承ります。TEL:076-251-0108 一笑)
山口和也 プロフィール/
一人の音楽家とステージに立って即興で描かれる絵画”KAKIAIKKO”で、2000年 全国公募展 TAMON賞グランプリを受賞。
副賞として滞在したニューヨークで日本画家 千住博の依頼を受け、アトリエでの制作風景を三年間撮影し写真集を刊行する。
これを機に写真家としても始動、現在はボクサー辰吉丈一郎の撮影を継続している。
2016年 観音寺本堂の天井画「鳳凰図」が完成。2018年 日本で唯一の紙祖神を祀る岡太神社・大瀧神社の「千参百年大祭・御神忌」にて「絵画点火式 奉納」を執り行う。同年、一休さんを開祖とする大徳寺真珠庵本堂の襖絵「空花」が完成。
2019年 ロサンゼルスでの滞在制作と作品発表、初の石彫や焼物作品を手がけ、アルマーニ銀座タワーのリニューアル記念イベントでのライブペインティングをおこなうなど精力的に活動中。
フラッグアート展 日比野克彦賞、日本ビジュアルアート展 特別賞、高砂市文化奨励賞 などを受賞。京都在住。
Instagram: @yncci
Facebook: @kazuya.yamaguchi.10
後援 北國新聞社