今月の一服

一番摘み煎茶 大隅 三体堂

一番摘み煎茶 大隅 三体堂

鹿児島から届いた一番摘み煎茶
霧島の大地が生んだ、深みのある新茶です

50g 缶入 2,160円

喫茶でもお試しいただけます
/お菓子付き 1,080円

一番摘み煎茶 大隅 三体堂

桜前線の後を追うように、新茶の前線も西から徐々に北上してくる。4月10日前後を皮切りに、新茶の便りが続々届く。

そして、「一番摘み煎茶」で最初に届くのは、例年、「大隅 三体堂」だ。鹿児島の太陽に育まれ、しっかりとした甘みある香り、まろやかな口当たりとコクを兼ね備えている。
このお茶の生産者である茶師の福満淳一氏と丸八製茶場とは20年以上の付き合い。以前、その茶園の土壌について話をうかがったことがある。

「黒ボク土(くろぼくど)」。日本では多いが、国外ではほとんど見られない。火山灰が積もり、その上に植物が茂る。いずれ枯れた植物が分解されて腐植となり、長い時間をかけて黒ボク土の土壌を形成するそうだ。火山灰の土壌は、他の土壌に比べ有機物が多く、植物は育ちやすい。
桜島をいだく鹿児島が時間をかけて生んだ土壌である。
「一方で、この土壌には不足する栄養分もあるから、うまく補ってやることが大事」と福満氏。土壌研究にも飽くことなく、探求を続けている。

また、霧島の牧園町三体堂は、山間の地域。温暖な環境ではあるが、冬は雪も降る、厳しい気候だ。
土壌と気候。この二つの要素は、確実にお茶の生育に関わっている。その土地の特徴を受け継ぎ、個性あるお茶が生まれる。

一番摘み煎茶には土地の名前がそのままつけられている。
次に届くのは、「駿河 内匠」か「土佐 東津野」か。

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